ナンピンマーチン型のEA自動売買について解説していきます。
ナンピンマーチンとは?
正式名称は、ナンピン・マーチンゲールです。
FXや株式投資などにトレード手法として使われる事があります。
ナンピンしながらマーチンゲールのロジックを使う手法となっています。
ナンピンとマーチンゲールそれぞれ解説していきます。
ナンピン
ナンピンについては前回解説しましたので下記を参照下さい。
マーチンゲール
簡単に説明しますと、負けたら次の掛け金を倍にして取り返す手法です。何回負けても負けるたびに更に倍にという具合で一度でも勝てば取り戻せる手法の事です。
例を挙げて説明致します。
下の図のように100.5円でエントリーしたものの101円で一旦下がるだろうと思い、2倍の2000通貨で売りを仕掛けます。ところが予想に反してトレンドが出てしまったので50銭ごとにマーチンを仕掛けたところ102.5円まで上がりました。
この段階で含み損が-21000円まで膨れ上がります。
しかし、メリットとしてはマーチンを仕掛けていると少ない戻りで利益確定できるので、この場合102.10円付近で利益確定できます。
この場合たまたま利益確定できますが、戻りが少なくそのまま上昇してしまうとロスカットとなります。
もし、101円の段階で損切りしていればたった-500円で済みます。しかし、マーチンをしたせいでドンドン含み損が膨れ上がり戻らなければ最終的にはロスカットになってしまいます。ほとんどの確率で戻って利益確定できますが、たった一度でも戻らず上昇すると全額無くなってしまう諸刃の剣となっています。
メリット
・勝率が上がる
勝つまで倍掛けするので当たり前ですが勝率は上がります。
・変動幅が大きいレンジの時に利益を出せる
変動幅が大きいときは、ロットがドンドン大きくなるので少しの戻りで利益が出やすくなります。
デメリット
・一方的なトレンドに弱い
エントリーした位置から大きなトレンドが出て相場が逆行した場合、基本的にナンピンマーチンEAは損切りが入っていませんのでロスカットになりやすいです。
・資金管理が難しい
逆行した場合に、耐えられるだけの資金が必要となります。又は、レバレッジが高い海外口座などで証拠金維持率が高く保つ必要があります。
・含み損を抱える時間が長い
通常逆行した場合、普通のEAでは損切りが入るのでそれほど含み損が長くありませんが、ナンピンマーチンEAでは考えられないぐらいの含み損がドンドン膨らみ、戻ってくるまで証拠金維持率を気にしながら長い時間待つ必要があります。
使い方
まずナンピンマーチンEAは、一年以内でロスカットになる前提で運用する事です。
その為、無くなっても良い資金で運用する為、投資の資金の10%をナンピンマーチンEAに回す事をお勧めします。もし、100万円あるなら10万円で運用する事です。仮に10万円が2倍になった場合、口座から出金して又、10万円で運用する事です。決して複利で運用してはいけません。
もう一つの方法は、潤沢な資金+海外口座のハイレバレッジを利用して出来る限りロットを下げ、証拠金維持率をなるべく高い状態で運用する事です。
重要な経済指標や年末年始やゴールデンウイークなどは急激な変動が起こる恐れがある場合は、必ずEAを止める事です。
行けるだろうという甘い考えで回すと必ず痛い目に遭います。
まとめ
ナンピンマーチンEAは、勝率は高いけど破綻する確率も高い諸刃の剣です。
上手く使いこなせば武器になりますが、意味も解らず使うと痛い目に遭います。基本的には、初心者の人は止めておいた方が良いと思います。
ちなみに、巷で月利60%とか100%と言ってるEAは、大体ナンピンマーチンEAです。
これが証拠写真ですと言ってる画像は、一時的に勝ってる画像を出しています。そして、ロットを見ると大体倍掛けしたり、ロットを増やしています。
これをやる理由は、海外口座を開設してもらうアフィリエイト目的と取引するたびに入る手数料目的です。
お勧めEA
当サイトのお勧めはナンピンEAもありますが、基本的には、一ポジションのEAとなっています。
EA自動売買を導入検討されている方は、ランキングを参考にしていただけると嬉しいです。
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